英語とJRPG

JRPGを中心に、日本のゲームの北米版を(英語の勉強がてら)ちまちまプレイしたメモとか関連のニュースとか。

Final Fantasy XV(ファイナルファンタジー15)

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Platform PS4/XB1
Text 日本語、英語(いつでも切り替え可、要リセット)
Voice 日本語、英語(いつでも切り替え可、要リセット)
Launch date 2016.11.29(WW)
ゲームおすすめ度 ★★★★★
英語勉強おすすめ度 ★★★★★

もともとはFFXIIIの派生作品として10年前に発表され、いろんな紆余曲折を経てようやく発売になった、FinalFantasy最新作。
思い入れ補正も多分にあるけれど、FFらしさ・JRPGらしさは残しつつも色んなチャレンジが入っていてすごく好感が持てた。

今回、一番大きい点はオープンワールドなところ。
広大な世界にサブクエストやモブハントが幾多にも散りばめられていて、散策にのめり込むといつまでたっても物語が進まない。
移動手段が徒歩や馬じゃなくてクルマなことも特徴的で、速い移動手段に耐えられるだけの広い世界をつくると徒歩のときにスカスカになってしまいそうだけど、ちゃんと丁寧につくってある。
仲間との会話がシチュエーションに応じて発生したり、移動中に飽きさせない工夫もあり。

戦闘がアクションベースになったのもかなりの変更点。
キングダムハーツのような感じと思ってたけど、剣を飛ばしたところにワープする「シフト」によって独自の楽しさがある。
遠くから敵に向けたシフト攻撃をスパーン!と決めたときの爽快感が最高。

あと個人的には、↓のように仲間のプロンプトが道中の写真を勝手に撮ってくれる機能、これが本当にすばらしいと思う。
かっこいい写真は思わずシェアしたくなるし、写真を見ながら仲間もコメントしたりとちゃんと物語の1つにもなってる。
これは今後出るいろんなゲームで真似してほしいなあ。

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英語面では世界同時リリースなこともあり、テキスト・ボイスともに言語を調整可能。
仲間との自然な会話もたっぷりあってたくさんリスニングできる。
全編英語が不安な場合は音声日本語+テキスト英語なんていう組み合わせもあり。
ただ言語設定を変えるといったんリセットされてセーブされたところからリスタートになるので、ダンジョンの最中でかちゃかちゃ切り替えはできないのがちょっと残念。

ファストトラベルによるロード頻発などいくつか気になる点もあるし減点方式なら100点になることはない作品だけど、毎回新しい要素にトライするFFらしさは存分に感じられて、本当に待っててよかった。
オープンワールド+仲間との旅要素+物語のFFぽさ=FFXV、ってかんじ。

Pokemon Sun / Moon(ポケットモンスター サン/ムーン)

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Platform 3DS
Text 日本語、英語など(最初に選択、変更不可)
Voice なし
Launch date 2016.11.18(Worldwide)
ゲームおすすめ度 ★★★★★
英語勉強おすすめ度 ★★★★☆

ポケモンGoで盛り上がるなか発売されたポケモンの新作、Sun&Moon。
3DSで出たポケモンはグローバル仕様なので、日本でソフトを買っても言語を英語にして遊べる。
世界同時発売なので、世界中の人といっしょに盛り上がれるのもよい。初回出荷で1000万本とすごい売れ行きだし。

今回は新ポケモンとかグラフィックのアップデートとかの予想できる点以外に、これまでのポケモンの伝統を変えてきたところが目立つ。
ジムがなくなって各島のTrialを受ける形になったり、Hidden Machine(ひでんマシン)が廃止でそらをとぶなみのり等が手持ちポケモン関係なく使えるようになったり、2回目以降に出会ったポケモンは技がEffectiveなのかVery Effectiveなのか一目でわかったり、初代のポケモンの亜種みたいなのがでてきたり。
個人的には、これらの変更はすごくいい方向に向かってると思う。快適。
とくに赤緑世代にとっては、やたら増えたポケモンの属性と相性を覚えるだけでも面倒だったり・・・。

英語も比較的わかりやすくて、勉強にももってこい。
アローラ地方の人はみんな変な英語の訛りがあるとかだったらつらいと思ってたけど、そんなこともなし。

そういえば、ポケモンGoで英語のポケモン名を覚えたおかげで"Pokemon Trainer is about to send in Goldeen!"とか言われて、ああトサキントかとかすぐわかるようになった気がする。
英語名からタイプを想像できなくてバトルがつらくなるのも、ポケモンを英語でやるときの常。

FFXV has gone gold

FF15が10年かかってついにgone gold。

"Gone gold"はゲームの出荷版が完成したときに使われる言葉。
日本だと「マスターアップ」とよく呼ばれる(和製英語だけど)。

最近だとDay 1 Patchが出るから「あとは何もせず出荷を待つのみ」って意味にはならないけど、少なくとも言えるのは、もう発売日の延期はないということ。
座して11月29日を待つのみ。たのしみ。

せっかくなので、他のゲームのGone Goldツイートをいくつか集めて見た。So hyped!







Nintendo should Switch to Region-Free!!

ついにNintendo Switchが発表された。

www.youtube.com

個人的に一番気になってるのは、価格でも性能でもバッテリでもなくて、「リージョンロックがかかってるかどうか」。
つまり日本で本体を買っても、北米版のソフトをPhysicalなりDigitalなりで遊ぶことができるかどうか。

リージョンロックは、↓のWikipediaの記事に歴史を含めてよくまとまってる。
Regional lockout - Wikipedia

任天堂は初めてリージョンロックを導入した会社で、ファミコンスーパーファミコンはカートリッジの大きさが日米で違っていて物理的に使えなかったのもあるけど、同じ筐体でも地域が違うと10NES・CICと呼ばれるチップでロックをかけていたとのこと。
それ以来、ニンテンドー64GameCubeWiiWii Uとずっとリージョンロックあり。
携帯機であるゲームボーイシリーズとDSは長年かかっていなかったけれど、ついにDSiからかかるようになり、3DSでも健在。
SonyがPS・PS2ではロックしていたのが、PS3・PS4からは外したのと対照的。

これまで任天堂に対してリージョンロック撤廃(リージョンフリー化)の要望は数々寄せられており、ときおり署名活動なんかもされることも。
一時期New 3DSでは撤廃される!?みたいな噂が流れてわくわくしたけど、けっきょく撤廃されずでがっかり。
もうだめかと諦めかけてたのところに流れが変わったのは、2014年10月と、2015年5月の任天堂の決算説明会での質疑応答。

2014年10月30日(木) 経営方針説明会 / 2015年3月期 第2四半期決算説明会 - 質疑応答

今日の時点で、アンロックするつもりだとかしないつもりだとかということは申しあげることはできないのですが、将来に向けて検討されるべき課題の一つだとは認識しています。

2015年5月8日(金) 2015年3月期 決算説明会 - 質疑応答

NXに関しては、「そのようなお客様の声がある」または「市場からの提案がある」という前提で、まだ決定はしていませんが、「それを実現しようとするとどういう問題があるか」ということを社内で検討しています。それが現在の状況とお考えください。ご希望は認識していますので、私としては前向きに考えたいと思っています。

ということで、NX=Switchでは前向きに検討と名言している。
My Nintendo Network IDもできてるし、Switchの動画も全世界で統一だったし、大いに期待したいところ。
ついでにバーチャルコンソールもリージョンフリーで対応してくれたら言うことなし。

わかるのはいつごろだろう。もしかしたら発売直前とかかも。
それでも信じて、リージョンフリーなら間違いなく買う。

Upcoming JRPGs

"Early 2017"になっていたTales of Berseriaの北米リリース日が1/24に決定。

Tales of Berseria Launching January 24, 2017, Collector’s Edition Revealed – PlayStation.Blog

思ったより早かったけど、また大混戦のところにぶっこんできたなあという印象。
これで、今後買う予定の北米版ゲームは以下のとおりに。

Title Platform Release Date(NA)
Pokemon Sun/Moon 3DS 2016.11.18
Final Fantasy XV PS4 2016.11.29
Gravity Rush 2 PS4 2017.1.20
Kingdom Hearts 2.8 PS4 2017.1.24
Tales of Berseria PS4 2017.1.24
Persona 5 PS4 2017.2.14
Neir Automata PS4 2017.2.23?
Final Fantasy XII HD PS4 2017
Ni No Kuni II PS4 TBD
Kingdom Hearts III PS4 TBD
Dragon Quest XI PS4 TBD
Final Fantasy VII Remake PS4 TBD

みてのとおり、4ヶ月のあいだにPokemon、FF、Kingdom Hearts、Tales of、Personaの新作がぜんぶ出るという異常事態。
FFXVが延期したのも大きいし、北米版が数ヶ月遅れで出るもの(Tales of、Persona)とグローバルで同発なもの(Pokemon、FF)が混在なのも一因な気がする。

嬉しい悲鳴だけど、やる時間が・・・!

Dragon Quest III(ドラゴンクエスト3)



Platform iOS
Text 英語
Voice なし
Launch date 2014.12.3(NA) 2014.9.25(JP)
ゲームおすすめ度 ★★★☆☆
英語勉強おすすめ度 ★★★☆☆

ドラクエ3のiOS版。1・2とおなじくスーパーファミコンからの移植。
1から続けてやると進化がわかって面白いし、転職システムも当時はほんとに画期的だったんだろうなあというのが窺える。

スーパーファミコン版で加わった性格システムも入っていて、冒頭、自分のことを色々聞かれることで主人公の性格が決まる。
当時は何も考えてなかったけど、大人になってみると質問がなんとなく重く感じたり・・・。
Do you think it is unforgivable to break a promise for any reason?
Do you often have trouble sleeping because you are thinking too much?
If your opinion differs from someone else would you rather not argue about it?
などなど。

ただiOS10になってなのか、アプリがバージョンアップしたからかわからないけどアプリがクラッシュすることが多くなってしまい、一時中止中。
アプリは手軽だけどこういうのが厄介だったりする。

英語版ゲームの買い方

そもそも、海外版のゲームってどうやって入手すればいいの?
を簡単にまとめてみました。北米版を前提にしています。

物理版を入手

物理版(Physical Copy)は日本にある輸入店で買うか、海外の通販サイトで買ってInternational Shippingしてもらう方法があります。

日本で輸入版を買う

日本のアマゾンにはゲームの海外輸入版ストアがあります。
www.amazon.co.jp

また、以下のような輸入ゲーム専門店もあります。
www.rakuten.co.jp

海外ストアで買う

Amazon.comにはInternational Shippingのページがあり、ここからVideo Gamesカテゴリを選択して買うことができます。ただし日本で買うのと違って郵送料はかさみますし、到着にも時間がかかります。
www.amazon.com

以下のPlay Asiaという通販サイトも有名どころです。価格も日本円で出してくれるので親切です。
https://www.play-asia.com

デジタル版を入手

慣れたらこちらのほうが楽です。

といったストアからソフトをDLします。ざっくり以下手順で行います。

北米ストアのアカウントをつくる

それぞれの北米ストアでアカウントをつくります。やり方自体は、ぐぐれば色々出てきます。
グレーゾーンなのでいきなりアカウント停止されるリスクは確かにありますが、Playstation Storeについては上の人(Shu Yoshida)が「日米のアカウント両方持ってる」と自ら発言していたこともあり、容認されている感があります(とはいえ自己責任にはなりますが)。
なお映画などのビデオコンテンツは米国のクレカがないと買えないようになっていて、一段階厳しいチェックが入っています。

プリペイドカードを購入し、残高にチャージする

いつも以下のサイトで買っています。
maximuscards.com

買いたいストアのカードを選び、クレカで決済すると、メールで残高追加用コードがすぐ送られてきます。
それを各種ストアで入力します。(PS StoreであればAdd Wallet Fund→Use Prepaid Card)
このサイトはもう20回以上利用していますが、コードが来ないといったトラブルは1回も経験していません。

買う

あとは普通に買うだけです。DLで本体に落ちてきます。

注意点

PS4/PSVita/iPhone/iPadはリージョンロックがないため、日本で買った本体で輸入版ソフトを遊ぶことがきますし、北米ストアからDLもできます。(Vitaはアカウント切り替えが面倒なので、DLは実質北米ストア専用機になりますが)
ただし3DSWiiUはリージョンロックがあるので、北米版ソフトを遊ぶには北米版本体が必要になります。

(おまけ)もっと気軽な方法

以上は「日本で売ってない海外版ゲームを入手するにはどうするか」という観点でしたが、「英語でゲームがやりたい」という観点ではもっと簡単な方法があります。

スマホアプリは日本ストアで買ってもスマホ本体の言語設定が英語の場合、言語も自動で英語になるものが多いです(そういうアプリはレビュー記事の言語欄にも「本体の言語設定に準ずる」と記載してます)。
とくにFFシリーズは全部そうなので、スマホでFFアプリを買うのが簡単です。

あるいは、以下のようなソフトは日本版でも言語切り替え機能がもとからついてるので、これらを選ぶのも手です。