英語とJRPG

JRPGを中心に、日本のゲームの北米版を(英語の勉強がてら)ちまちまプレイしたメモとか関連のニュースとか。

Nintendo Switch CONFIRMED region free!

www.youtube.com

先日のNintendo Switchのプレゼンテーション。
まさか発表の開始早々に、社長みずからリージョンロックやめます宣言が出るとは思わなかった。

たとえばPS4がリージョンフリーと確定したのは、発表から4ヶ月後、Shu YoshidaのTwitter上でだった。

任天堂にはこんな個人でさくさく質問に答えるような人いないし、発売まであまり間もないし、発売後にわかるのかなーと思ってた。ら、まさかの宣言。
その時点でこれはもう買うしかないと相成ったのでした。

こうなると今後のソフトとともに気になるのは、バーチャルコンソール
いまWiiUで出てるラインナップがそのまま出てくれるだけでも、Earthbound(Mother2)・Super Mario RPG・Golden Sun・Xenobladeなどなど英語でやりたいタイトルがたくさん。
噂通りゲームキューブが新たに出てくれたら、Baten Kaitosとかまだ英語でプレイできてない名作をやりたいところ。

www.wired.com

このレジー(米任天堂社長)へのインタビューによると、バーチャルコンソールについての続報はまだこれからありそう。

そして記事の最後の質問に注目。

Will we ever get Mother 3?
Fils-Aime: We hear all of the comments, Chris. We hear all of the comments.

ついにくるか、英語版Mother 3・・・!?

Dragon Quest IV(ドラゴンクエスト4)





Platform iOS
Text 英語
Voice なし
Launch date 2014.8.7(NA) 2016.4.17(JP)
ゲームおすすめ度 ★★★★☆
英語勉強おすすめ度 ★★☆☆☆

ドラクエ4iOS版。北米ストアのセールをずっと待ってて、15年夏ぶりに安くなったので購入。のめりこんで一気にクリア。
章仕立てになっていて、今作からストーリーの厚みがすごく増したんだなというのがよくわかる。
ただ、まだ特技がない時代なので、はぐれメタルにも魔神斬りじゃなくてどくばりとクリティカル狙い。

いろいろパイオニア的な要素はあるけど、なにより仲間のバランス配置がすばらしいなと思う。
勇者系・戦士系・魔法使い系・僧侶系が2人ずつと特殊系が1人いて、それぞれ一長一短ある。
パーティも一回固定したらずっとそのままじゃなくて、馬車が使えるところなら戦闘中でもパーティ入れ替えがいつでもできるから、育ってないキャラでもバイキルトだけ唱えて下がるとかもできる。

ただし英語面では、(むかしのドラクエ全般に言えるけど)各地の人も敵も鈍りが強くて相変わらずむずかしい。なかなかおすすめできない。
日本語でいうと町によって関西弁だったり京都弁だったりしつつ敵キャラは古文調みたいなかんじで、勉強中の人にはなかなかつらい。
過去の経験補正があればなんとかいけるかもだけど。

I am Setsuna(いけにえと雪のセツナ)





Platform PS4
Text 英語
Voice 日本語(バトルのみ)
Launch date 2016.7.19(NA) 2016.2.18(JP)
ゲームおすすめ度 ★★★★☆
英語勉強おすすめ度 ★★★☆☆

"I am Setsuna introduces authentic JRPG style of yesteryear"の紹介文のとおり、古き良きJRPGを今の技術でつくった一作。
クロノトリガーを彷彿とさせるATB、いまや少なくなったワールドマップ、あとで解放される鍵付き宝箱、少しずつ増える仲間と技、テキストベースで進む物語などなど、JRPGのお約束が詰まってる。
し、momentシステムやPS4のグラフィックなどかつてのJRPGにはないポイントもあり。

ボリュームもスーパーファミコンJRPGくらいで、20時間もあれば終わるくらい。
それでもダンジョンや街の数はそれなりたくさんある。
マップが全面雪なのが特徴的で、きっと全部雪にすることで施設の数を増やしたんだろうなーと。
よく挙がる不満点が「全部雪で代わり映えしない」だけど、街やダンジョンが特色あるかわりに数が少なくておつかいイベントもたくさんあって・・・というよりはこっちほうがいいかなと。

そんなわけで、クロノ・トリガー世代にはまんまと刺さって面白い。
きっと思い出補正みたいなのもあるんだろうけど、おいしいレベル上げポイントをみつけて篭ったり宝箱ぜんぶ開けたくて右往左往したり。

英語の面では、基本的にテキストベースなので読むのが主。むかしのJRPGよろしく、そんなに難しい言い回しはなくすっと読める。声はバトルのときだけで日本語オンリーなのがちょっと残念。
あと日本ではPS4とPSVitaで出てるけど、北米版はPS4のみ。

Final Fantasy XV(ファイナルファンタジー15)

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Platform PS4/XB1
Text 日本語、英語(いつでも切り替え可、要リセット)
Voice 日本語、英語(いつでも切り替え可、要リセット)
Launch date 2016.11.29(WW)
ゲームおすすめ度 ★★★★★
英語勉強おすすめ度 ★★★★★

もともとはFFXIIIの派生作品として10年前に発表され、いろんな紆余曲折を経てようやく発売になった、FinalFantasy最新作。
思い入れ補正も多分にあるけれど、FFらしさ・JRPGらしさは残しつつも色んなチャレンジが入っていてすごく好感が持てた。

今回、一番大きい点はオープンワールドなところ。
広大な世界にサブクエストやモブハントが幾多にも散りばめられていて、散策にのめり込むといつまでたっても物語が進まない。
移動手段が徒歩や馬じゃなくてクルマなことも特徴的で、速い移動手段に耐えられるだけの広い世界をつくると徒歩のときにスカスカになってしまいそうだけど、ちゃんと丁寧につくってある。
仲間との会話がシチュエーションに応じて発生したり、移動中に飽きさせない工夫もあり。

戦闘がアクションベースになったのもかなりの変更点。
キングダムハーツのような感じと思ってたけど、剣を飛ばしたところにワープする「シフト」によって独自の楽しさがある。
遠くから敵に向けたシフト攻撃をスパーン!と決めたときの爽快感が最高。

あと個人的には、↓のように仲間のプロンプトが道中の写真を勝手に撮ってくれる機能、これが本当にすばらしいと思う。
かっこいい写真は思わずシェアしたくなるし、写真を見ながら仲間もコメントしたりとちゃんと物語の1つにもなってる。
これは今後出るいろんなゲームで真似してほしいなあ。

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英語面では世界同時リリースなこともあり、テキスト・ボイスともに言語を調整可能。
仲間との自然な会話もたっぷりあってたくさんリスニングできる。
全編英語が不安な場合は音声日本語+テキスト英語なんていう組み合わせもあり。
ただ言語設定を変えるといったんリセットされてセーブされたところからリスタートになるので、ダンジョンの最中でかちゃかちゃ切り替えはできないのがちょっと残念。

ファストトラベルによるロード頻発などいくつか気になる点もあるし減点方式なら100点になることはない作品だけど、毎回新しい要素にトライするFFらしさは存分に感じられて、本当に待っててよかった。
オープンワールド+仲間との旅要素+物語のFFぽさ=FFXV、ってかんじ。

Pokemon Sun / Moon(ポケットモンスター サン/ムーン)

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Platform 3DS
Text 日本語、英語など(最初に選択、変更不可)
Voice なし
Launch date 2016.11.18(Worldwide)
ゲームおすすめ度 ★★★★★
英語勉強おすすめ度 ★★★★☆

ポケモンGoで盛り上がるなか発売されたポケモンの新作、Sun&Moon。
3DSで出たポケモンはグローバル仕様なので、日本でソフトを買っても言語を英語にして遊べる。
世界同時発売なので、世界中の人といっしょに盛り上がれるのもよい。初回出荷で1000万本とすごい売れ行きだし。

今回は新ポケモンとかグラフィックのアップデートとかの予想できる点以外に、これまでのポケモンの伝統を変えてきたところが目立つ。
ジムがなくなって各島のTrialを受ける形になったり、Hidden Machine(ひでんマシン)が廃止でそらをとぶなみのり等が手持ちポケモン関係なく使えるようになったり、2回目以降に出会ったポケモンは技がEffectiveなのかVery Effectiveなのか一目でわかったり、初代のポケモンの亜種みたいなのがでてきたり。
個人的には、これらの変更はすごくいい方向に向かってると思う。快適。
とくに赤緑世代にとっては、やたら増えたポケモンの属性と相性を覚えるだけでも面倒だったり・・・。

英語も比較的わかりやすくて、勉強にももってこい。
アローラ地方の人はみんな変な英語の訛りがあるとかだったらつらいと思ってたけど、そんなこともなし。

そういえば、ポケモンGoで英語のポケモン名を覚えたおかげで"Pokemon Trainer is about to send in Goldeen!"とか言われて、ああトサキントかとかすぐわかるようになった気がする。
英語名からタイプを想像できなくてバトルがつらくなるのも、ポケモンを英語でやるときの常。

FFXV has gone gold

FF15が10年かかってついにgone gold。

"Gone gold"はゲームの出荷版が完成したときに使われる言葉。
日本だと「マスターアップ」とよく呼ばれる(和製英語だけど)。

最近だとDay 1 Patchが出るから「あとは何もせず出荷を待つのみ」って意味にはならないけど、少なくとも言えるのは、もう発売日の延期はないということ。
座して11月29日を待つのみ。たのしみ。

せっかくなので、他のゲームのGone Goldツイートをいくつか集めて見た。So hyped!







Nintendo should Switch to Region-Free!!

ついにNintendo Switchが発表された。

www.youtube.com

個人的に一番気になってるのは、価格でも性能でもバッテリでもなくて、「リージョンロックがかかってるかどうか」。
つまり日本で本体を買っても、北米版のソフトをPhysicalなりDigitalなりで遊ぶことができるかどうか。

リージョンロックは、↓のWikipediaの記事に歴史を含めてよくまとまってる。
Regional lockout - Wikipedia

任天堂は初めてリージョンロックを導入した会社で、ファミコンスーパーファミコンはカートリッジの大きさが日米で違っていて物理的に使えなかったのもあるけど、同じ筐体でも地域が違うと10NES・CICと呼ばれるチップでロックをかけていたとのこと。
それ以来、ニンテンドー64GameCubeWiiWii Uとずっとリージョンロックあり。
携帯機であるゲームボーイシリーズとDSは長年かかっていなかったけれど、ついにDSiからかかるようになり、3DSでも健在。
SonyがPS・PS2ではロックしていたのが、PS3・PS4からは外したのと対照的。

これまで任天堂に対してリージョンロック撤廃(リージョンフリー化)の要望は数々寄せられており、ときおり署名活動なんかもされることも。
一時期New 3DSでは撤廃される!?みたいな噂が流れてわくわくしたけど、けっきょく撤廃されずでがっかり。
もうだめかと諦めかけてたのところに流れが変わったのは、2014年10月と、2015年5月の任天堂の決算説明会での質疑応答。

2014年10月30日(木) 経営方針説明会 / 2015年3月期 第2四半期決算説明会 - 質疑応答

今日の時点で、アンロックするつもりだとかしないつもりだとかということは申しあげることはできないのですが、将来に向けて検討されるべき課題の一つだとは認識しています。

2015年5月8日(金) 2015年3月期 決算説明会 - 質疑応答

NXに関しては、「そのようなお客様の声がある」または「市場からの提案がある」という前提で、まだ決定はしていませんが、「それを実現しようとするとどういう問題があるか」ということを社内で検討しています。それが現在の状況とお考えください。ご希望は認識していますので、私としては前向きに考えたいと思っています。

ということで、NX=Switchでは前向きに検討と名言している。
My Nintendo Network IDもできてるし、Switchの動画も全世界で統一だったし、大いに期待したいところ。
ついでにバーチャルコンソールもリージョンフリーで対応してくれたら言うことなし。

わかるのはいつごろだろう。もしかしたら発売直前とかかも。
それでも信じて、リージョンフリーなら間違いなく買う。